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―下校中―
俺達は商店街を歩いている。
天村と東堂の両腕を女子達は取り合いながら、
うるさく歩いている。
天村「皆仲良しなんだね。」
のほほんと応対をし
女子達の好意を受け入れている。
天然キャラは恐ろしい。
東堂は黙々と歩いているだけだが、女性達にはクールな所がいいと目がハートだ。
俺は集団の後ろで歩いている。関わりたくない。
そして、女子達とは
途中で分かれた。
女子達に自分達も仲間に入れてと言われたが、お断りした。
俺の部屋は大きくないし、
入ってほしくない。
彼女達には文句と足蹴を俺にして帰って行った。
天村「今日は何のゲームやる?」
東堂「まずは勉強だろ。」
俺達が歩いていると、突然の足元に光る魔法陣らしき物が現れた。
天村「な、何!!
足元が光ってるよ!
」
天村は凄く慌てている。
東堂は驚いて声も出ていないようだ。
俺は離れて歩いていたので、
陣には入っていない。
これは何処かに飛ばされるなと思って傍観していたが、
天村「神威助けて―
!!」
なんと俺の腕を掴み強引に陣に引きずり込もうとする。
東堂も来てくれとばかりに手を引く。俺は抵抗しようとするが、二人の力が強く、引き込まれた。
その瞬間、陣の光りが強くなり、光りに包まれた。
それが俺の最後の
瞬間だった。
俺がなんで巻き込まれ
なければならないんだ。
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