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俺が慌てて跳び起きるのを見ながら、清水は笑っていた…
「まだ8時じゃん…」
「充分遅いよ?」
「…いつまで俺の部屋に居るつもりだ?」
「え…?犬ちゃんが着替え終わるまでだよ?」
「お前は俺に着替えさせないつもりか?」
「うんにゃ~?着替えれば?」
「…お前が居ると着替えられないんだが?」
『親しき仲にも礼儀有り』だ
「私と犬ちゃんのなかじゃないw」
「ちょっと待て!最後の『w』はなんだ!?」
「(笑)」
「何故笑う!?」
「…ははぁ~、犬ちゃんも女の子の目を気にするお年頃になったか~( ̄∀ ̄)…この、ませガキめ~(笑)」
「……」
「いひゃい、いひゃい!」
無言で頬を引っ張ってみた
「よし、準備完了!」
「…普通は前日に用意しとくもんだよ?」
頬をさすっている清水に突っ込まれた
『少しやりすぎたか?』
「…普段ボケボケのお前に突っ込まれた!?」
「え~~!?そこっ!?」
「馬鹿なことやってないで、下降りるぞ~」
「ま、待ってよ~」
* * * * * * * * * *
「ごめんなさいね~清水ちゃん」
「いえいえ!おば様もこんなダメな子がいて大変ですね~」
「ちょっwおまw」
「そうなのよ~」
「自分の息子ダメな子言われてスルーなの!?」
「…ほんとの事だからね~」
「…グレてやる~」
「そんなことより、ほらっ!清水ちゃんにも!」
ホットサンドを手に入れた
「ありがとう(ございます)」
「あ!そうそう、恵哉?聖書がどうのって言ってなかった?」
「…さ~、学校行くか~」
「…清水ちゃんは何か知らない?」
「う~ん…犬ちゃんにも色々あるんじゃないですか?」
『微妙な言い方するなよ!』
「…そう、あ!二人とも急いで!」
時刻は8時15分を回っていた…
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