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私は、アカリの吃驚しすがるようなその顔に嫌悪を抱きながら、話すことをやめなかった。
「あのね、アカリさんにちゃんと確認しないとって思ってたことがあるの。」
ゆっくりとじわりじわり底に落とすための言葉を繋げていく。
「実は、不登校の理由に色んな噂があって。 泣いてしまった貴女を見てたらねこれかなって。いってもいい?」
やめる気はないけど、
一応は、彼女の反応を確認をとって息を吸い込んでから
「強姦にあったって聞いたの。」
と告げる。声をあげて泣いてしまう彼女を彼は同情を向けて声をかける。全く吐き気がしてしまう。
「でも、自分からあんなところいくのもわるいとおもうよ?」
彼も彼女も、不思議そうな視線を向けてくる。でも、これから私が言う言葉は紛れもない事実だ。
「だって、アカリさんがいた場所 それ目的の人がたまり場にしてるって聞いたから。」
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