0人が本棚に入れています
本棚に追加
ふざけるなと言いたそうなアカリの顔は、滑稽だった。きっと、本当に知らずにバカな彼女らの誘いに乗ったのだろう。
"サナさん、なぜそんなことを知ってるの?"
そうアカリが、尋ねるのも想定内だった。
「有名だって回りの人が言ってたわ。だから、そんなことがしたかったのかなってなんて、ごめんなさい?」
彼のアカリを見る目が次第に、嫌悪感で溢れて離れていくのが分かった。これでいい。
そして、アカリも自分の状況を理解し始めたのだろう。からだが、脱力して声も出せなくなってた。
最初のコメントを投稿しよう!