生徒会戦隊ガクエンジャー

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 次の瞬間、生徒会室の壁が左右に開いたかと思うと、一瞬にして床がエレベーターのように降下し始めた。その行き着く先には、まるで司令室のような大きなコンピュータが備わった地下施設。いつの間にこんなもんできたんだ? 「会長、ここは?」 「ふっふっふ。ここはガクエンジャーの秘密指令部よ。実は五年前から、ひそかに学園の地下に造っていたの」 「おぉ~!さすが会長さんだな、よくわかってるぜ!」  いやいや、五年前って。会長まだいないだろ。 「皆、これを付けて」  そう言うと会長は、黒い腕時計のような物を全員に渡した。 「何です、コレ?」 「これは『ガクチェンジャー』。ガクエンジャーの変身アイテムよ。見た目は腕時計だけど、仲間との通信だって可能よ」 「会長さん、早速パトロールに行こうぜ!」  ガクチェンジャーとやらを装着した深夏は、もはや怪人を倒そうといわんばかりのやる気に満ちている。 「それいいわね。じゃあ、パトロールに行くわよ!」  そう言うと、深夏と会長はハイテンションで司令部を後にした。
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