季節外れの桜

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「で、山南さんは…」 店をでてホテルに戻っているあいだもまだ新撰組のことを語ってる愛ちゃん。 頭パンクしそう…。 「あぁー!」 「なっなに?!」 「買った歴史書忘れてきちゃった!ちょっと待ってて!」 そういうと物凄い速さで走っていった。 熱中し過ぎだよ…。 私はため息をつくと少し歩く。 確かここを曲がれば…。 そこにはひらけた場所があり季節外れの桜が咲いていた。 去年見つけたこの場所は私の京都のお気に入りの場所。
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