逢★ じゃあ、オレたち付き合おうか。

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  「え、何?なんかあった?ため息とか、夏乃らしくないじゃん!どうしたの」 陸はいつもと雰囲気が違う私を不思議に思ったらしく、机からぴょんと床に降りて、少し離れた窓際に立っていた私の方に歩いてくる。 その表情は私のことを心配してくれているようにも見えた。 友達思いの優しい陸。 普段弱味なんて見せない私だけど、彼氏にフラれたことが結構堪えてるみたいで、不意に陸に甘えたくなった。 陸なら話聞いてくれるかな…? 「―――――――…フラれた、んだよね。」 「…は?」 「彼氏にフラれたの…ついさっき。もう、最悪だよ~…」 「―――…」 視界の端っこに陸が目を大きく開いたのが見えた。 あ、やっぱり驚くよね、って思って陸に笑い掛けようとしたけど…できなかった。 …目頭が熱くなったから。  
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