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「事務所…?」
私は、何で月城くんがここにいるの?とか、光と闇の狭間って何?とか色々と聞きたいことは有るけれど、事務所とは何かを聞いたのだった。
「そのまんまだよ。正確には『月城心霊相談所』だけどな。お前の家もそうだろ?」
なるほど。
って、ん?ということは…
「月城くんって……霊能力者?」
私がそう言うと、月城くんは目を伏せ、手をヒラヒラと振りながら、何を今更…といった顔をした。
「はぁ…何を今更」
訂正。言われました。溜め息のオプションがついて。プライスレスです。
「さてと、本題だ」
月城くんは、今まで座っていた机から腰を上げ、こちらに歩いてきた。
どうでも良いけどこうして見るとやはりカッコいい。
まあ、だからと言って恋愛感情を抱くことは無いのだけれど。
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