壁に書かれたメッセージ

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私は唇が渇くのを感じながら、その言葉を紡いだ。 「もしかして……妖力切れ?」 「おお、流石は陰陽師一家の娘」 終った……… 何を大袈裟に…と思うかもしれないが、それは違う。 妖怪の殆どは、妖力の塊で、妖力切れは即ち存在の消滅を意味する。 しかし、極稀に『核』を持つ妖怪が存在する。 その妖怪は無条件で強大な力を有している。 つまりこの子も大妖怪な訳で…… 私、この子投げちゃったよ… 以上の理由で私の命は危ない訳だ。 「ところで…正体は?」 あんまり強くないの来いあんまり強くないの来いあんまり強くないの来いあんまり強くないの来いあんまり強くないの来いあんまり強くないの来い…… 「ん?酒天童子」 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
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