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私の家、天上院家は、名前の立派さに負けず劣らず、結構有名な家だ。
それがまあ、世界に名を轟かせる会社のお家だとか、昔は王家だったとかならどれほど良かったか…
なんと私の家は昔から代々伝わる陰陽師一家なのだ。
お母さんは専業主婦だが、お父さんは、テレビとかにも出演する有名な霊能力者だし、お婆ちゃんは、その筋ではとっっっっても有名なイタコで、二人とも、連日依頼が後を断たないと言う。
そんな人達のいる家に産まれたからには私にも勿論、霊能力は有るわけで……
現在、私、修行中の身であります…
修行のために家から離れて独り暮らししてます。
独り暮らしだと寂しいし、修行って言っても何するか分からないし…
正直、神様を呪いたい気分です…
こんな一物いらないよ!
「はあ…」
私は溜め息を吐いて、隣の席に…あ、ちなみに今は授業中ね?視線を向ける。
「スゥ…」
そこには一人の男子生徒が寝息をたてていた。
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