潜入

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右腕の繋ぎ目を見た 白金の糸の様な物が、何度も縫い込んである 良く見なければ解らない程度だ 動かすも、痛みも、異常無し…縫い目を水に濡らしても 傷みは、走らなかった…。 とりあえず…浴室から、出て着替えた やたらと黒い服が多い。 タートルネックの服とインディゴカラーのジーンズをとりあえず選んだ 部屋に戻ると…。やさぐれたナンパ野郎ではなく 小柄な女性が立っていた… 「酷いんですよ! 私が、十四歳位になって・言っただけなのにぃ~~」 何やら腹が立っている…… 「アイツに説明せずに、変形してとか言ったからだ アイツは、作りが違うからだ…ガリッガリだし すこぶる・弱っちそうだ。」 あの男…まだ、居たのか? 「あ、貧弱ロイドちゃん! 随分と・目障りね!!」 憎たらしいオッド・アイが見えた…………。 しかし…姿は、見えなくなり 足元に、小さな。 空色の石ころが転がっていた… 「貴様に。殴られたのが、ムカついた様だ アイオライトの本体じゃ… 拾って持っていろ。」 “本体”??? 渋々と、ロイドは石を拾った 石を持ち出した瞬間、 景色が走っている奇妙な感覚に襲われた。 そこには、真っ白い建物が目の前にあった……。 建物から職員が、出てきた。 「今日から、この。 エルミタージュ養護施設で暮らす事に成った ロイド・スタンウェイ君とアイオ・ライトちゃんだね」 にっこりと職員の男性は笑って出迎えた 「しばらくの間、宜しくお願い致しまぁーす!」 アイオ・ライトは明るく挨拶をしていてノリノリだった ロイドは、しばらく 黙っていると ツインテールの青いワンピースを着たガキに、蹴られた。 「宜しく…………………」 アイオ・ライトに滅茶苦茶。 睨まれた。 「依頼は私の汚名挽回よ!!! 名誉返上よ!!」 両方とも、間違っている… 正しくは名誉挽回…… 汚名返上だ…… この変人と、組んで 大丈夫だろうか?image=106809113.jpg
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