アイオ・ライト=ウォーター・サファイア

3/5
14人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
綺麗な赤髪の女性と、 ブラック・フェザー氏と栗色の髪の男性が 愉しそうに話している 良く見ていると…栗色の髪の彼だけ…寂しそうだ ゆっくりと彼にどす黒い陰がうっすらと 段々…生き物の様に 彼を包んで行く 闇が彼を蝕んでいく… 額に軽い衝撃が走り ロイドは自分が眠っていた事に気が付いた 「おい、起きろよ…ロイド」 渇いた音と、強い傷みが頬を走った 病室のパイプベットの上に沢山の食事が置いてあった 「ノワールちゃん席外してくんない?お話が有るんだ…」 食事をガツガツと 粗嚼中嫌な感覚がある…空腹は満ちてきてるけど 右手がやたらと 持っているスプーンをカタカタ揺らしている 食事がしずらく左手でパンを千切りシチューに浸しながら食べていた 右手はひどくスプーンを握っている、汗をかきながら 「それは多分、金属を食べたいんだねぇ♪」 スチール製の空き缶を目の前に置いた ウォータが、何か変な事を言ってる…… 右手が勝手に空き缶を取り… 掌から、金属を歯で食べる様な鈍い噛む音が聞こえる 耳がおかしくなったと思った 聞こえるが…しかし、口の中はシチューの味だ 手は普通のままだと思っていた 「いっぱい金属が必要だから。鉄屑拾って来たよ たーんと、召し上がってね!!」 食事をしながら 右手の行動は、気味が悪かったなるべく右手を見ない様にした 「あいつはいつも…こんな感じ食事なのか?」 ロイドは、だんだん食欲が失せてきた。食は遅くなる 「良いの?ロイドちゃん 自我とか体か弱ると…右手に乗っ盗られたりするよそれに。 シルバーちゃんは 大体そんな食事の取り方だよ」 ウォータは微笑みながら質問に答えた 吐きそうになりがらも、目の前の食事を平らげた 右手は錆び付いた六角レンチを美味しそうに食べてる? 取り込んでいるのか? 「なんで、金属を食うんだ…この腕はさぁ。」 ロイドは、まだ金属を取り込んでいる右手を見た 「大体…人と変わんない と思うよ?お腹が減ったんでしょ?多分」 ウォータは、頬杖をつきながら退屈そうに見ていた 「血の臭いに 似てて気持ち悪い…」 右手はやたら金属を食べている ふぁと欠伸を書きながら… ウォータは答えた 「俺達が倒せたのは マリオネット一体だけだった…俺達の力…主様達の武器それだけじゃ 駄目だったんだよ」 しんみりと話した……。 「何で?お前達 とても、強そうじゃないか? 変な能力使ったりさ…」 ロイドは首を傾げた
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!