止まった時間の始まり

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少年は、すぐに左手を 刃物に変化させて 自分の右腕を切り落とした。 こいつ等は狂っているとしか思えなかった……。 他人と片腕の交換だなんて…馬鹿げている 「ロイド・スタンウェイ、シルバーの右腕を取れ…」 斬られた右腕からは…痛みも血も流れなかった 「お前達は、何をする気だ?」 シルバーはロイドの右腕を拾い出した。 「この腕は約束…、そして戦いに必要な武器になる」 シルバーの右腕は、勝手に動きロイドの肩に飛んでいった 機械の様に床を動き 切口から、沢山のコードを生き物みたく歩かせた 腕は浸食し、生き物の様に 繋がっていった 「ロイド・スタンウェイ… 戦いの始まりだ」 男は口を開けては喜んでいる シルバーは微笑みながら言った 「君は、リリィ・ホワイトと出会うまで… マリオネット狩りは終らない」 シルバーの右腕は、しっかり主人と認めた様だ。 色も、この感覚も…普通と 変わらなかった ロイドの右腕も、シルバーの物になってしまった 「貴様は、まず…相棒と一緒に ある施設に行って貰う まず、力比べをして貰おうか マリオネットを壊しに」 男とシルバーは、何処かに出ていってしまった…。 変わりに一人が、入って来た。 「俺はねぇ、 アイオ・ライト…宜しく 施設に行く時は、14歳くらいになってくれなきゃな」 いきなり・無茶を言う 変人……嗚呼。皆・変人だなぁ すると、右腕が。 ビキビキ・軋み、自分の体の骨と肉が狂い出した 苦痛な悲鳴を挙げ、ロイドは叫んだ!!!! 「早く。リリィちゃんに 逢えると、良いねガンバレ♪ガンバレ♪」 アイオ・ライトは脳天気に笑っていた………。
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