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アイオ・ライトは
鼻唄を謡ながら、料理を作っていた。
曲は、エリーゼのために
だと思う…
凄い。音程ずれまくりで覚えて居るのだろう
アイオ・ライトはロイドに気付き近付いた
「おはよう、もう・お昼だよ。朝食も作ったけど
干からびる前に、俺はもう一度食べる羽目になったよ。」
「無理を言うな。
寝ていたんだよ、起こしても居ないくせに。」
ロイドは、とても…不機嫌そうに苛立った。
「体の調子は、どうだい?」
アイオ・ライトは、明るく質問をしていた
昨日の痛みの性で、ロイドはとても荒れている
「あの…馬鹿親子は何処だ!
僕の右腕を返してくれ!!」
「うーん、駄目っぽい。
あの人達も被害者なのよね~!シルバーちゃん、半分殺されたみたいなもんだし
お陰で親を“製造者”と勘違いしてるし…
凄い、とばっちり・なんだわ」
良く、アイオ・ライトの顔を見て気付いた
眼がオッド・アイだった。
「お前の片眼、誰かに移植されただろ?シルバーか?」
右に、ギラギラ・光り輝いている金色の瞳に…
静寂の様なディープ・ブルーの眼が横にある
「ハイ。ロイド君!全然、違いまーす
盲目の文豪、ブラック・フェザー氏の瞳でーす!」
右手で大事そうに右目を覆いながら自慢気に話した
やたら、その眼を気に入ってるみたいだ…。
「何・そいつ、知らない
それじゃあ。あんた、景色見れないだろが」
だが。瞳は両方とも、眼は輝いている
「普通に見れるよ
両方とも………
とりあえず、体洗ってきなさい服は~
これと、あれとそれ
あんたン家にあったもんだから抵抗はないでしょ?」
こいつ等は、おかしい。
眼球や…右腕を他人と交換……変人共だ、アホ親子だ。
異常反応とかは無いのか!!
コイツは…何者だよ…。
上着を脱ぎ…ため息をついた。鏡を見て、脱衣場から即座に飛び出した
「どうした!ロイドちゃん」
思い切り、右ストレートが相手の頬に喰い込んだ!!
「貴様は、そう言う気色悪い趣味が在るのか!!」
凄い顔を歪まして、男が居た。
「違げェよ馬鹿、何で
僕の体が・縮んでんだよ!!
ボケ、馬鹿、子離れ出来て無いスーパー若作りが!!」
「煩い、サッサと。バスタブに行け!ガリッガリ貧相が!!」
足元を見ると、空色の石が転がっていた…
「なんだ、コレ?」
とりあえず…、目の前の男に投げつけた。
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