プロローグ

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呼吸はあるようだが少年を持ち上げて気付く。 (服も靴もブッカブカじゃねぇか…) 少年の着ているものは質素なものだが大人用らしく全くサイズがあっていない。 少年を抱えたまま傍の双剣の1本に近づき持ちあげようとする。 (…!あっあがんねぇ) しょうがなく右半身を中心に身体強化をかけ持ち上げる。 (こいつは親が置いてったのか?こんなバカ重いの…実戦じゃ使えねぇなぁ) そう考えつつもう1本にも目を向ける。 (とりあえず…もってかえるか…) 男は目を瞑り集中する。 すると光が男の周りにあふれ、次の瞬間少年と共に消え去っていた…
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