弐の巻

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「殿様をお守りしている二人よ」 「そうですか…」 あの男の子達、同じ様な年頃だった気がするけれど、もしかして庶民とか。 同じ境遇だったり。 …いかんいかん、こんな事を考えてる暇は無い。 あたしは二度と、あの家には戻れないのか…。 ……仕方無い事だけど…ああせめて連絡が取れたらな……。 その後椿さんに引き続き、色々案内され案内が終わり、一旦自室に戻る事になった。 「はあ」 夕霧、いや小梅が溜め息をついた。 「大丈夫?」
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