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どうしても眠気に勝てず、うとうとしかけた時。
──────────♪
「!?」
どこからか、かすかに歌声が聴こえた。
「おい!純、颯木、起きろっ!!」
俺は2人を揺り起こした。
「何、葉月…」
目をこすりながら聞く純。
「寝ぼけてんじゃねーよ…。ほら、なんか歌聴こえね?」
それを聞いて、パッチリと目が開く純。
「えっ、何!?ちょっとやめてよそーいうの!!
俺が怖い話苦手なの知ってるでしょ!?」
「…純、俺も聞こえるんだけど」
「えっ、颯木も?」
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