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あてもなく歩いていると、突然目の前に大きな屋敷が現れた。
「もう暗いし、泊めてもらおうぜ」
俺の言葉に２人も賛成し、屋敷へ向かった。
「すいませーん」
俺が何回呼んでも返事がない。
「誰もいないんじゃない？」
颯木が言う。
試しにドアノブを回してみると、ドアはすんなりと開いた。
「すいませーん！誰かいませんか～!?」
もう一度呼びかけるがやはり返事がない。
「ホントに誰もいないみたいだね…」
純が俺の耳元でささやいた。
屋敷内には電気がついていなかった。
「失礼しま～す…」
恐る恐る入った瞬間。
バタン!!
俺らの背後でいきなりドアが閉まった。
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