❤初めてのデート?❤

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❤初めてのデート?❤

「待たせたみたいや。ごめんやで…」 息を切らした たつやに…「早く着き過ぎたみたいやわ。急がせてゴメンね」 「お茶行こか?どこでもエエやろ?」 たつやが先に言葉を出した。 「うん!」 まいの笑顔を見た たつやは手を差し出した。 「さぁ!行こか」 えっ?と戸惑った まいだったが… たつやの差し出した大きな手に自分の手を絡めた。 「まい…手ちっちゃ!」 笑いながら離れないようにギュッと握る たつやの手。 人込みを抜けるように行き着いたのは静かで小さな喫茶店だった。 そこで二人は時間も忘れて話をした。 初めての逢ったのが嘘のように話をする。 2時間ぐらい話をしただろうか… たつやが言う。 「俺は本気やから」 まいは一瞬…耳を疑った。 息ができないぐらいドキドキする鼓動を感じていた。 「そろそろ帰らないと」 まいが言葉を出した瞬間…たつやの顔が曇る。 「そやな。帰らなあかんな。駅まで送るわ」 そのまま駅へと向かう。
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