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戦闘
織斗が敵に向かって飛んでいる時、
敵の内部にある核の中で動くものがいた。核は人1人入れるほどで丸い球の形をしていた。中はうっすらと赤みがかった色をしており、コックピットが内蔵されていた。
そこに座って頭を抑えて動いているのは、ヘルメットをかぶり、薄手のスーツを着ている人物だった。
「痛たたた。
どうなってんだ?
何がおきた?」
声からするとどうやら男のようだ。
座っている場所のりょうわきにあるパネルを操作すると、球体の中の風景が変わった。そこは海の上だった。
そして目の前に幾つかの画像が現れる。
どうやら、幾つかの視点から外の風景を写しているようだ。
その画像のひとつに何かこっちに向かう何かを捉えた。
その画像を拡大する。
「人か?ばかな。」
ヘルメットの中で驚いたような声が上がった。動揺が隠せないようだった。
が、すぐに平静を取り戻し、
「あのアーキタイプか。
だが、負けるわけにはいかない。」
と画像の人物をにらみつけた。
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