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「でえぇえ!?
なにこの破壊力?」
織斗は自分と怪物が落ちた地点を交互に見ている。
半ば死ぬ気持ちで特攻した織斗のパンチは怪物を海まで吹っ飛ばし
、怪物の横腹の物質をえぐりとっていた。
ー破壊したい
という創造が、私に強く伝わってきた。私はそれを具現化しただけだ。
織斗、お前はこれから肉弾戦でいけー
呆然と、今の光景をみていた織斗だが、イタチの言葉になんだと!?と拳を握りしめ怒った。
ー死ぬわハゲ!
今回は気づかれてなかっただけだ!あんなごつい腕の一撃うけたら死ぬわ!ー
ぎゃあぎゃあ
あたの中で叫ぶ織斗にイタチは
ーおいー
と声をかける。
ー津波がくるぞ。
怪物はだいぶ先の海に落ちたが、その衝撃で
津波がおきたようだ。ー
冷静にはなすイタチとは対照に織斗は血の気が引いていた。
ーこの規模だと、あの学校も巻き込まれるかもしれないー
と付け加える。
ーえっと。
誰のせいだろ?ー
織斗の問いに
ーお前だよ。織斗ー
イタチは無情に告げた。
織斗は、少し考えると、イタチに
ー30秒、あの怪物よりでかくはなれないのか?ー
問う。
ー30秒くらいなら、いけるかもしれないが。織斗の…ー
「よしっ。じゃあ、」
ー最後まで、聞けー
という声をよそに
織斗は飛ぶと、海岸沿いで停止した。
そこで、
織斗は両手を前にのばし、創造する。
カチカチカチカチカチという音ともに両手のなかに大きな棒が創造される棒はどんどん伸びてゆき、怪物の2倍は、あろうかという長さになった。
そして織斗の持ち手より、数メートル上から、何本かに分かれ、その枝の間どうしは、物質によりうめられる。
ーうちはか?ー
確かに巨大なうちはだった。多分この世で一番大きくごついうちはだろう。
ガチャっという音がし、うちはの端の部分に織斗の背中にあるジェット噴射と同じようなものが作られる。
ーまさか、織斗ー
イタチの声に
織斗は、
「薙ぎはらう!」
大きく叫んだ。
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