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「・・・なに?」 無言で見つめられる事に耐えきれず、先に沈黙を破ったのは俺だった。 見られる事には慣れている。 が、子犬のようなキラッキラした瞳で見つめられる事には慣れてないんだ・・・。 「いやぁ、お前、めちゃ別嬪さんね」 カッと一気に顔が熱くなる。 いやいや、別にそっちの気はない。 断じてない。 ただ・・・ なんかこいつの言い方は、テストで100点とった時のように、初めてのお使いが成功した時のように、嫌みなく下心なく純粋に誉めてるような感じだったから・・・。 嫌いな顔だったとしても、なんか・・・照れた。 慌てて顔を背けると、いきなり背後から首に腕を回され頭をグリグリされて。 「っかぁ!お前本当可愛いなっ!!」 なんてまた満面の笑顔でいうもんだから・・・ 「ぐぼぁ!」 思わず照れ隠しにボディーブローを食らわしても仕方ないだろう。 地面にOrzの体制でピクピクしながら「やる事は可愛くない・・・」と途切れ途切れに聞こえたのは、気のせいだろう。
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