エピローグ

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俺は、物心ついた時から人にやさしく自分に厳しくしてきた。 頼まれたことは、法律にふれないことならなんでもやった。 他人によく思われたいと言う理由からではない。 ただ、人に役に立つことが嬉しかった。 もとから、そういう性格なんだ。 誰かがいっていた。 いいことをすると自分にもいいことが訪れると。 確かに、いいことがあったり「ありがとう」と言われたりした。 だけど、俺に訪れるのはいいことばかりではなかった。 小学生の頃にいじめられているやつがいた。 俺は、いじめっ子を殴ってその子を助けてあげた。 その時も「ありがとう」と言われた。 でも、次の日からいじめっ子は仲間をつくりまたいじめを再開した。 そのターゲットは俺だった。 一人だけならまだしも、数人相手では歯がたたなかった。 俺は、助けを求めたがみんな見て見ぬふりをした。 助けてあげたあの子さえも。 それから、卒業するまでいじめはつづいた。 中学生の頃 部活にに入った。マネージャーがいなかったために部員と兼用しながら雑行もした。 部員員が、くるまえに部活に行きみんなが帰ったあとも遅くまで雑務をこなした。
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