夢1(逃走中)

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「すたぁーと!」 美雪の声が聞こえるその時地獄は始まったのだ に・・・逃げなきゃ・・・捕まる・・・!死ぬ・・・! 私たちは必死だった、この命を懸けた逃走ゲームに 「ん・・・ナツ?」 「あ、佑香」 声を掛けてくれたのはクラスメイトの佑香だった 現実では性格の悪い性悪女だが ひとりで立ち止まっている私にとっては 天使・・・!いや神だ・・・!と思えた。 「佑香!こ、これって・・・」 だんだん血の気が引いていくのが分かる 「うん、男子から逃げないと捕まると死ぬ 美雪・・・本当に何考えてんだか」 「美雪?」 「うん、このゲームの考案者は美雪なんだよ ナツ・・・私と手を組もう」 う、嘘ぉ?!!考案者が美雪?! ますます、訳が・・・ 「ナツ良い?・・・ナツがおとりになって男子を引き連れるの できるだけ大人数。そしてあの小屋に男子を閉じ込める」 佑香は説明をしながら小屋を指で指した 外から鍵を開け閉めできる 「ナツ行ける?チャンスは1回だよ」 「わ、分かった。ちゃんと小屋のドア開けておいてね」 「もち!ヨロ!いってら!」 はいはい、もちろん!ヨロシクね、いってらしゃい!ね・・・ 短縮しすぎ佑香語か 今思えば多分・・・いや確実に少し佑香は笑っていた
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