AM4:00

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高藤さんが私を少し離す。至近距離で目が合う。 「美夏・・・。」 もう一度囁くと、高藤さんの漆黒の瞳がゆっくりと近づいてきた。 思わずぎゅっと目をつぶると、一瞬唇に暖かさを感じる。 それでも私の心臓をかき乱すには十分で。ドクリと心臓が鳴る。 私から視線を外さない高藤さんを途方に暮れた様に見つめると、高藤さんが楽しげに笑う。そしてゆっくりとと手が動き、熱い指先が私の耳元に触れる。 その感触にぞくりと身を震わすと、高藤さんはもう一度キスをした。
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