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じぃ「ふぉふぉふぉ、やはりそうなったか。
お前たちは確か、ふじょしふだんしとかいうやつじゃったな」
口々に自分が理事長になると騒ぐ俺たちを見て、おじい様は、ニヤっと悪巧みする時にする笑顔を浮かべた。
ちらっと那桜さんを見ると、那桜さんもおじい様と同じようにニヤっと笑っていた。
似たもの同士だね。
じぃ「まあ、落ち着け…儂も直ぐに引退という訳ではない。
あと3、4年は頑張るわい。
そこでだ…」
おじい様はそこで一旦言葉を区切り、
じぃ「お前たちには、ゲームをしてもらう!」
BGMはパ○レーツ・オブ・カ○ビアンの「He's A Pirate」になった。
「「「「「「ゲーム??」」」」」」
じぃ「なぁに、期間はお前たちが卒業までと長いが、簡単なやつじゃ」
庵「え?卒業って…まさか…」
じぃ「そうだ。
お前たちには、聖ミカエル学園に名・身分・容姿・性格を偽って入学してもらう!
もちろん、試験は正当に受けてもらうぞ?
まあ、お前たちなら楽勝であろう。
ん?なんじゃ、輪廻」
おじい様は手を挙げているリンちゃんに聞く。
輪「おじい様、私…女なんだけど…忘れてない?」
じぃ「………輪廻だけ性別も偽るのを追加じゃ…」
輪「え?何、その間は!?明らかに忘れてたよね!?私、男と思われてたよね!?」
庵「ぶはぁ」
ww輪廻wwご愁傷様wwww実の祖父にww性別忘れられるとかwwwwwwww
俺以外の4人も笑ってる。
那桜さんは……
床を叩いて笑い転げてるね…
那桜さんとは長い付き合いになるけど、俺、未だに那桜さんが分からない。
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