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転校生の顔は、青い仮面に覆われていた。
それは、コバルトブルーのようなインディゴブルーのような、まぁ兎に角青くて、目は緑で、頭のてっぺんにおだんごが1つあって、それを赤いリボンで結んでいる。
そうです!あの、ギネスにも載るキャラクター数を誇るア○パ○マンのキャラクター。コ○ンちゃんだ!ドキ○ちゃんの妹のコキ○ちゃんだ!
転校生「俺は、山中狭也(ヤマナカサヤ)だ!よろしくな!
お前、綺麗な顔してるな。名前教えろよ!」
いけない、動揺してた。
アンチかどうか微妙なところだなぁ。
もしアンチなら、名前を教えたら巻き込まれ腐ラグが建ちそうだよね。
でも、教えなかったらしつこいだろうし…
幸「えーっと、ファーブル真田?だよ。よろしく」
やっちゃった…
ファーブル真田って何!?
とっさに考えたにしても明らかに可笑しいでしょ!?
というか、両方名字だし!
―――――――――
▼庵李の思考回路
庵李→ジャン・アンリ・ファーブル
幸村→真田
―――――――――
狭「ファーブル…真田?…うん、分かった。幸村だな!」
あれぇえ?
なんか見破られてるんですけど!?
何それ怖い。
この子、エスパー?
幸「はぁ、ああ、うん。じゃ、理事長室に案内するね。付いて来て」
まあ、会っていきなり「友達」なんて言って来なかっただけマシか…
山中狭也と名乗る転校生を連れて、先程走ってきた道を引き返し、理事長室へと向かった。
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