待ち人来る

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爽「えっと、なんかすみません」 理「かまんかまん」 ん? なんで理事長に腐った話が通じてんだ? も、もしや!? 爽「理事長も腐ってたんですかぁあ!?」 腐ってない人が端から聞いていたら、「何こいつ理事長に向かってすっげえ失礼なこと言ってる」と思われそうだったが、構うもんか! 幸いこの廊下には、俺と理事長以外はいない。 理「いや、違うぞ。 じゃが、この学園の理事長を40年もやっとるんじゃ。 たまーに、夏目君のような人種がおってな。 知識は、かなりある方なんじゃ」 爽「そうだったんですか。 まあ、腐男子なら王道男子校に入学したいと思いますもんね」 理「そうじゃのう。 そう言えば、今はこの学園創立以来、一番腐男子率が多いんじゃぞ」 爽「そうなんですか。 因みに、誰がとか教えては貰えませんよね?」 少し期待を込めて聞いてみた。 切実に腐レンドが欲しい。 理「ふぉっふぉっふぉ、それでは面白くなかろう。 自力で探してみぃ。 では、儂はこれで。 気を付けて帰るんじゃぞ」 爽「あ、はい。 ありがとうございました!さようなら!」 理「ふぉっふぉっふぉ、さよなら」
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