待ち人来る

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――――――――― ―――――――― ――――――― 狭「海外転勤!?そ、そんなの聞いてないぞ!」 俺は父の言葉に衝撃を受けた。 高校に入学して2週間ちょっと、漸く新しい生活に慣れてきたところだ。 新しい友人も出来た。 そんな矢先である。父は、海外転勤が決まり、もう3日後にはアフリカ南部にあるジンバブエ共和国へと発つそうだ。 急すぎる。 父「狭也、ごめんな。急に決まったんだ」 父はリビングのソファに座り、母の肩に腕を回している。 母「私もついて行くことになったの」 申し訳なさそうに言う父に寄り添うように座った母が言った。 まあ、あんたらラブラブだもんな。 アフリカとか簡単に往復なんて出来ないだろうし、母がついて行くことは予想済みだ。 ただ 俺が気になるのは 狭「まさか、俺も一緒に来いとか言わないよな?」 そうこれである。 だってさ。 ジンバブエ共和国なんて行ったら、簡単に日本の漫画・ラノベなんて読めないだろうし、アニメだって最新のものは見れないだろう? そう俺は、二次元をこよなく愛するオタクの徒なのである。 アイ ラブ ジャパニーズ サブカルチャー!!
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