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簀巻きにされて桜の木に吊された5歳の春。
桜が綺麗だった…
危うく海に沈められそうになった7歳の夏。
背鰭が見えてサメかと思ったらマンボーだった…
高度4000mから蹴り出されて強制スカイダイビングさせられた10歳の秋。
あ、勿論パラシュート有りだ。もしなかったら、俺今頃ここにいないしな。
叔b…深波ちゃんもそこまで鬼畜じゃない。
お…深波ちゃんと2人で北海道旅行した時、俺だけ置いて帰られた事もあったなぁ。確か12歳の冬だ。
見知らぬばあちゃん家の雪かき手伝って、お礼に泊めて貰って、次の日こたつであったかいお茶飲んでお菓子食べてる時に、父さんが迎えに来てくれたんだっけ…
あの時の父さん相当慌ててたなww「狭也無事かぁああ!!」ってwwwww
そう言えば、去年の夏休みはアマゾン川に置き去りにされて、先住民の人たちと仲良くなったな。
マシコ・ピロ族のおっちゃん元気かな?
おっちゃんがくれた弓、大事にしてっからな!
え?どうなったか?
結局、深波ちゃんが迎えに来たのは一週間後で、それまでは、マシコ・ピロ族の方々とアマゾンサバイバルライフを満喫してたぞ。
ま、流石の深波ちゃんも心配になったんだろう。
第一声が「狭也!ピラニアに食べられてない!?」だったからな。
そんなに心配するなら置き去りにすんな!って話だよな。
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