待ち人来る

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3日なんてあっという間に過ぎて、父と母はジンバブエ共和国へと発った。 予定では3年間らしい。 そして、俺は叔母さ…深波ちゃんのお世話になる訳だが、俺次に父さんたちが帰って来るまでに生きてられるかな? だって、ちょっと会ったり、一緒に旅行したりするだけで死にかけたわけだぜ? それが、3年!3年だ! あ、でも叔母さんと言わないように気を付ければ問題ないか… うん、そうだ。きっとそうだ! 深「狭也、ちょっと王道男子校に行って総受けになってきて」 狭「は?」 約4ヶ月ぶりに会った深波ちゃんの第一声は、「久しぶり」でもなく「狭也、会いたかった!」でもなく予想だにしないものだった。 狭「い、意味分からんし!」 深「え?だーかーらーちょっと王道男子校に行って総受けになってきてって言ったの。 ちゃんと聞いときなさい」 狭「え?いや、なんすかそれ。ちょっとスーパー行ってピーマン買ってきて的なノリで言われても困るんだけど」 深「なんでピーマン?」 狭「いや、この際ピーマンでもチンゲンサイでもいいんだけど、そうじゃなくて! 王道男子校ってアレか!?お…深波ちゃんがよく話してた、男と男がイチャラブしてんのが当たり前の恐ろしい魔窟のことか!? で、総受けってのは、きゃあイケメンよぉ!的ないい男たちにケツの穴狙われまくる哀れな子羊のことか!?」 深「ああ、うん。偏見ありまくりな認識だけど、まあ、そんな感じかな」 冗談じゃない! 狭「嫌だ!!」 深波ちゃんは、少したれ目の大きめの目を潤ませ、悲しそうに見つめてきた。 お、俺は悪くないっ!
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