待ち人来る

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――――――――― ―――――――― ――――――― で、結局押し切られて俺は王道男子校とやらに編入するはめになった。 てか、この時期に編入とかいろいろ勘ぐられそうで嫌だな。 最初は毬藻みたいな黒いごわごわのヅラに瓶底のダテ眼鏡を渡された。 叔母さん…深波ちゃんが言ってた王道転校生そのものだったし(総受け嫌!)、全て深波ちゃんの思い通りとか嫌だったから、交渉の末、なんとか今の格好で落ち着いた。 ショッキングピンクのアフロにコ○ンちゃんの仮面ならきっと総受けというやつを回避出来るはずだ。 深波ちゃんが「非王道hshs」って言ってたが気にしない方向で行こう。 そして、俺の編入1日目なんだが… あ、正確には編入前日な。 約束の時間、3時の10分程前に正門に着いたはいいんだが… 一向に迎えが来なくて3時間くらい待たされるし 来た奴はすっげえ美人だったけどな。 でも、話してて分かったんだが、どうやらそいつ幸村(ファーブル真田って名乗ってたけど偽名ってまる分かりだろwww)は図書委員長らしい。 深波ちゃんの話では迎えに来るのは副会長のはずなんだけどな。 ま、ちゅーを回避出来たし、いっか。 いや、迎えに来たのが副会長でも全力で回避するけどな! 不思議には思ったけど、なんとか務めを果たそうと幸村にウザいって思われるように理事長室に着くまで質問攻めにした。 幸村、ホントごめん! すっげー、ウザかったよな。 つか、質問全部に答えるとか、幸村って律儀な奴だよな。 同じクラスらしいし仲良くなりたいな。 最後は理事長室にぶち込まれたけどなwwwwww
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