待ち人来る

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ショック覚めやらぬ中、山中狭也と名乗った王道君は、俺に「男なのか?」と聞いてきた。 思わず素で否定しちまったけど、なんとか取り繕った。 王道君は少し驚いていたみたいだったけど、俺の名前の方に興味を移した。 「名前教えろよ!」と言われて素直に教えるのも癪だ。 けど、教えなければこいつの性格を考え見るに、後々面倒なのは自明の理だ。 考えた結果、名前だけは教えることにした。 勿論、「関わるな」という忠告も忘れない。 で、さっきの王道君の台詞に戻って来るワケだ。 与「いちは仲良くなりたくないのお……ち、うぜえボソ…」 ここで拒否っておかないとな。 俺の発言に怒ったのか、王道君が反論してくる。 狭「なんでそんなこと言((ぐぅうぅううううぅううだよ!?…あ//////」 え? 王道君は最後まで言えず、腹の音に遮られた。 顔は見えないけど耳が真っ赤だwwwww
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