ショッキングピンク

4/22

368人が本棚に入れています
本棚に追加
/102ページ
あの悪魔のような女から、今日の朝「自分の甥が俺のクラスに編入するからよろしく」という内容の電話がかかってきた。 山中狭也という編入生が来ることは知っていたが、まさかアイツの甥だなんて… 俺、終わった… そりゃあ、「うわ、アイツと同じ名字だ」とは思ったぜ? でも、山中なんて名字そう珍しいことはないだろ? 「はぁ…」 職員室の自分のデスクに突っ伏す。 思わず溜め息が出たが仕方ねえだろ。 ?「八雲、どうした?浮かない顔して」 俺の溜め息に反応して、歌舞伎町に帰れと言いたくなる格好をした教師が近付いてきた。 白のスーツに黒っぽいシャツ、赤いネクタイ、染めた金色の髪。 つか、お前絶対職業間違えてるぞ! このホスティーがっ! ホスト「おいおい、睨むなよ」 睨んでやれば、余計近付いてきやがった。 ホスト「お兄ちゃんにそんな態度とるんじゃねえよ」 雲「ちっ」 そう、恥ずかしい事にこのホスティー、出雲八重(イズモヤエ)は俺の兄だ。 深波の奴は、「キャーホスト教師(兄)×ダルデレ教師(弟)ktkrrrr近親相姦hshs」とか、気持ちわりぃこと言いやがってた。 マジぶちのめしてやろうかと思った。 俺は女を殴る趣味なんてねえからしなかったけどな。 女であったことを神に感謝するんだな。
/102ページ

最初のコメントを投稿しよう!

368人が本棚に入れています
本棚に追加