理事長候補たちの遊戯

ショッキングピンク

雲「うるせえ。めんどくせえから黙れ」

はは…めんどくさいから黙れって…

でも、その一言でみんな静かになったから凄いや。

雲「おい、山中。入ってこい」

静まったのを確認すると、八雲先生はショッピングを呼んだ。

狹「八雲！名前で呼べって言っただろ！」

雲「へぇへぇ、狹也、ちゃっちゃと自己紹介しろや」

八雲先生は適当にショッピングをあしらう。

一方、転入生という言葉に浮かれていたクラスのみんなは、ショッピングの視界の暴力という名の衝撃に呆気に取られて未だに誰一人として言葉を発していない。

狹「俺は山中狹也！よろしくな！」

ショッピングは
無駄に元気よく自己紹介する。

しーんと静まり返った空気に首を傾げている。

というか、今気付いたんだけど、ショッピングのアフロになんか枝みたいなのがくっついているんだけど何かな？

『ぎゃあぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!』

うわっ!?

ふ、不覚…

油断して耳栓してなかった。