始まり

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晃一「よう新太郎!」 新太郎「おっ…お早う」 晃一「金持ってきてくれた?」 新太郎「うっうん」 これが阿久津新太郎の朝の始まり こうやって晃一に攻められる事が習慣になっていった そんな3-2に転校生がやってくるのはこのちょっと後の話 晃一「えっ?なめてんの?たった5万とか少なすぎでしょ」 新太郎「こんだけしか用意できなくて…ご」 謝ろうとした瞬間、新太郎は晃一に髪をわしずかみにし壁に叩きつけた 晃一「来月までに100万持ってこい!持ってこなかったら…お前の童貞亡くなると思え…」 新太郎「ごめんなさい、ごめんなさい!」 晃一「おい!龍勢」 龍勢「あっ?何だよ晃一」 晃一「コイツ後で晒しといて」 龍勢「しゃーねーな」 カシャ 写メをとると龍勢はクラス全員にメールを送った 龍勢「みなさーんこの写メ晒しといて!」 和司「お前ら止めろよそうゆうの」 龍勢「偽善者が!!」 和司「偽善者でも何でも良いから止めろよ」 晃一「すいません!和司君!ほら龍勢も謝って」 龍勢「さーせんでした!」 晃一「行こうか龍勢」 龍勢「おっおう」 そんな小さな会話をしながら逃げるように教室を後にした 和司「大丈夫か?新太郎?」 新太郎「あっありがとう!和…」 和司「誰もお前なんか相手にしねーけどな(^^)」 バシッ 和司はそう言うと新太郎の手を払いのけた 和司「もとはと言えばお前が悪いんだからな」 分かってる… そんなの分かってる… 俺が全部悪いんだ… 俺があのとき助けていたら… 和司が俺を恨んでる理由も知ってる 俺が…俺が… 新太郎「和…司」 知らない間に涙がこぼれ落ちていた
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