28人が本棚に入れています
本棚に追加
晃一「よう新太郎!」
新太郎「おっ…お早う」
晃一「金持ってきてくれた?」
新太郎「うっうん」
これが阿久津新太郎の朝の始まり
こうやって晃一に攻められる事が習慣になっていった
そんな3-2に転校生がやってくるのはこのちょっと後の話
晃一「えっ?なめてんの?たった5万とか少なすぎでしょ」
新太郎「こんだけしか用意できなくて…ご」
謝ろうとした瞬間、新太郎は晃一に髪をわしずかみにし壁に叩きつけた
晃一「来月までに100万持ってこい!持ってこなかったら…お前の童貞亡くなると思え…」
新太郎「ごめんなさい、ごめんなさい!」
晃一「おい!龍勢」
龍勢「あっ?何だよ晃一」
晃一「コイツ後で晒しといて」
龍勢「しゃーねーな」
カシャ
写メをとると龍勢はクラス全員にメールを送った
龍勢「みなさーんこの写メ晒しといて!」
和司「お前ら止めろよそうゆうの」
龍勢「偽善者が!!」
和司「偽善者でも何でも良いから止めろよ」
晃一「すいません!和司君!ほら龍勢も謝って」
龍勢「さーせんでした!」
晃一「行こうか龍勢」
龍勢「おっおう」
そんな小さな会話をしながら逃げるように教室を後にした
和司「大丈夫か?新太郎?」
新太郎「あっありがとう!和…」
和司「誰もお前なんか相手にしねーけどな(^^)」
バシッ
和司はそう言うと新太郎の手を払いのけた
和司「もとはと言えばお前が悪いんだからな」
分かってる…
そんなの分かってる…
俺が全部悪いんだ…
俺があのとき助けていたら…
和司が俺を恨んでる理由も知ってる
俺が…俺が…
新太郎「和…司」
知らない間に涙がこぼれ落ちていた
最初のコメントを投稿しよう!