ごめんね

あの日々に戻りたいよ

「・・・はあ・・・」　今日もね彼を見て泣く。　もう、あの日々に戻ることはできないわかっているのに。　なのに、彼を、彼をずっと見ていたかった。　私は、彼、優　に告白された。去年の秋だった。　　　私はその時、好きではなかったけど付き合うことになったのだ。　

　　　デートを１度した。　手もつないだ。　そんな日々が続き、私はいつのまにか彼を好きになっていった。　　なのに・・・ちゃんと気持ちを伝えぬまま、彼は、二番目に好きだった、親友の佳奈を好きになったんだ。付き合って.一週間だった
「・・・私に、何も言わなかった・・・・」あの日、「二番目に好きな人いるの？」って・・・結衣が言わなかったら、そんなことになってなかったのかもしれない。でも、悪いのは私だ。こんなに好きなのに気持ちを伝えなかった私が。

「。。。うっ・・・っ・・・・」泣いちゃダメだ。
私が悪いんだ。気持ちを伝えなかったこと。好きでもないのに付き合っていたこと・・・。

なのに・・・

佳奈は、優のことを好きじゃなかった・・・。最初は好きだと言ってたのに。佳奈は、だんだん優の悪口を言うようになってきた。
「キモい」「ナルシスト」「うざい」「言いふらすな」

私は心底嫌だった。言いふらして自慢する優もそれを否定する佳奈も。　　私は、友達に「優とは？」と聞かれるたびに、胸が痛くなる。「すきじゃないよ」　　そう言い続けるのは苦しくて苦しくて苦しくてたまらなかった。