* 柚流 third

20/20
前へ
/158ページ
次へ
先輩方を教室に送った後、自分の教室に戻れば既に閉店しており。 「あ、戻ってきた、お疲れー」 花芽がトコトコと寄ってきたから、閉店について尋ねてみる。 「お疲れー、もうお客さんは全部帰っちゃったんだ?」 うん、と頷く花芽に、何か問題は無かったか尋ねる。 「大丈夫!皆、良い子だったから!」 花芽の言葉に、寄ってきたキョウちゃんが頷く。 「今日は穏便に終わったわ。明日はこの子の出番があるかしら」 あはは、鞭を持つ手がワキワキしてるのは、見なかった事にしよう。 三人で皆の所に行くと、ナオちゃんが学年委員らしく締めた。 「この場に居ないメンバーも居るけれど、今日はこれで解散となります。お疲れ様でした。また明日、頑張りましょう」 クラスの皆で、はい、と返して、それぞれ別れる。 教室の片付けは既に終わっていたので、花芽と合流して、生徒会室に向かう事に。 閉店の情報は既に回っていたらしく、僕と花芽のファンクラブの子達が教室前で待っていてくれて、また送ってくれたのだった。
/158ページ

最初のコメントを投稿しよう!

61人が本棚に入れています
本棚に追加