第一章

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電話で毎日声は聞いていても 会うのは約2ヶ月ぶりだと思うと 久しぶりに会える彼氏に 胸がだんだんドキドキしてくる こーた、まだかなぁ・・・ そう思っていると喫茶店の扉が開く 晃太かと思い振り返ってみると 入ってきたのは 土木系のダホダホした作業着で 前髪は目を隠してしまう程 長くたらされた状態の男性だった なんだ、違った 姿勢を戻し頼んだ飲み物を一口飲み また晃太を待っていると 「よーぅ。おねぇちゃん一人なの?」 そう言いながらあたしの前の席に さっき入ってきた男が座りながら 声をかけてきた 「一人だったら俺とどっか遊び行こーよ」 「えっ・・・いや、人待ってるんで」 何これ、ナンパ?  やだ、どうしよう・・・
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