第一章

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あたしがどうしていいかわからず 焦っている間も、男は話しかけていた 会話をするのも変だし、嫌だし とりあえず何も喋らないで 晃太が来るはずの扉をチラチラと 横目に気にしていると 目の前の男はいきなりあたしの手をとって席を立ち上がった 「!??」 「待ってる人、来そうにないね? もーいーじゃん? 遊び行こうよ」 そう言ってあたしの手を引っ張り 席から立たそうとする 「やっ、やだ・・・  彼氏待ってるんですっ」 こーた早く来て!! 心の中で晃太を呼びながら 必死に抵抗する すると男はクスクスと笑いはじめた
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