第一章

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「だってあすか・・・。 明日面接何時から?」 「え?10時からだけど・・・?」 それを聞くと 晃太は少し考えてから首を横に振った 「やっぱ今日はダメだな だって、あすか朝起きれない子だし」 困ったような笑顔でそう言われ あたしは自分の残念な事実に 思わず肩を落としてしまう 「確かに・・・そうだけど・・・・・・ でも、もうちょっと・・・ こーたといたかったな・・・とか」 朝早く起きれない恥ずかしさと 自分の気持ちを 素直に言葉に出す恥ずかしさとで 下を向きながら ごにょごにょ喋っていると クスッと笑った晃太が あたしの顔を両手で包み上を向かせる 「あすか、かわいい」
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