第二章

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エレベーターは8階にたどり着き 扉が開く 二人で降りると そこは長い廊下が続いていた 歩きながらさっきの言葉に返答する 「あたしはその一文だけのフレーズに 何だかすごい興味を惹かれて 自分の中で色んな想像がふくらみました 広告会社ってどんな事をするとか 正直全然わかんないんですけど “想像を現実に”っていう つまりは、 そーいう事ができる会社なのかなって 思ったらワクワクしちゃって あたしの中の思い描いたモノを 創り出してみたいって思ったんです」 「そっかぁ。楽しそうだね?」 話しているうちに 自分の中のワクワクに夢中になっていたことに気づき はっと現実に戻る 「あっ、すみません! ベラベラ喋っちゃって・・・」 慌てて口に手をあてる それを見て男性はクスクスと笑っていた
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