第二章

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「は、はいっ」 突然のノックに ビクッとその場に立ったまま返事をする ゆっくりドアが開けられると 30代前半くらいのキレイな女の人が トレイを持って入ってきた 「失礼します コーヒーをお持ち致しました」 「あっ、ありがとうございます」 あたしがペコッとお辞儀をすると ニコッと笑顔を向けてくれた 「どうぞ、 こちらにお掛けになってお待ちください」 やわらかい口調に誘導され あたしは女の人の示すイスへ腰を降ろした コーヒーを2つ あたしの前と向かいに置いてくれた 「ありがとうございます」 「いいえ。 そんなに緊張しなくても大丈夫よ」 あたしが女の人の方を見ると またニコッと笑顔で話してくれる
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