死亡、そして転生

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◇ 「――もういい、さっさと転生してもらうから!」 「そうですか。それは構いませんがこれから私が行く世界がどのような世界かわかりませんし、もし特別な力が必要な場合は一体どうすれば?」 「これから君が行くのは魔法が中心の世界。君には強大な魔力とすべての属性、そして最高レベルの身体能力と肉体。あと自分の能力に制限をつけることの出来る力。知識は自分で身につけろ、0歳スタート、記憶は3歳になると自動的に解放させられる。分かったらさっさと行け!」 随分と早口でしたね。口も悪かったですし、何かイライラすることでもあったのでしょうかね? 「分からないのか? 分からないのかな!? 分からないんだな!!」 三段活用でしょうか? よくわかりません。 「まあイラついているのは私が原因でしょう。本来は文句をぶつけて差し上げたかったのですが、貴方みたいなのに文句を言っても仕方ないようですし。ただのストレスの発散です。私が原因なのは誰がどう見ても明白な事実でしょう。馬鹿にしているのですか?」 そう嘲るような感じで言うとウジ虫の顔が真っ赤になりました。 「馬鹿にしているのは明らかにそっちだよねぇ~」 ギリギリと歯ぎしりの音が私の耳に届きます。額には青筋が浮かんでいますね。 余談ですが、人は寝ているときに歯ぎしりをしているそうです、それも全ての人間が。理由はストレスの発散らしいです。本当にどうでもいい情報でしたね。 閑話休題。 「まあまあ、短気は損気と言うではないですか。それよりも扱い上はチート転生ですか? さっさと始めましょう」 ブチッ
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