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「あいつと付き合ってからは、誰ともそういうことはしてない」
「へぇ、お前が?」
珍しいこともあるんだな、なんて呟いている。
「じゃあさっき言ってた、素敵な人が多くて絞り込めないって言うのは嘘か」
また可笑しそうに笑うので、俺は横を向いて視線を外した。
「何がしたいんだよ」
「分からないのか?簡単だろう。お前が欲しいんだよ」
俺が横を向いたことにより、ヤツの目の前に首を晒した状態になったのを良いことに、ヤツはそこに唇を這わす。
「な、バカなことやってないで、これ外せよ!」
「外したら逃げるから、外さない」
「ふざけんな!」
手首を縛られたままだけれど、その状態で相手の頭めがけて手を降り下ろそうとしたら止められて、また唇を奪われた。
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