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「ん…」
息苦しくて、逃れようにも逃げられなくて、隙間から互いの息が漏れる。
何で力が入らないのか。
そんなに力に差はないと思うけれど、押さえ込まれた手を動かすことが出来ない。
ヤツは調子に乗って、キスを続けながら俺のシャツをたくしあげ、腹に触れてきた。
急に触られて、身体が強張る。
腹をなぞるように指の先で触れて、やっとキスを終わりにするが、ヤツの行動は更にエスカレートする。
「な、何するんだよ」
俺の言葉を無視して、俺のズボンのベルトを外すのを止めない。
さっき言ったのは本気なのか?
俺は冷や汗が流れるのを感じた。
「やめろって!おい、」
ヤツの名前を叫んだーーー。
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