それぞれの日常

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翌日俺はみんなに相談した。 バンドメンバー全員に兄弟がいる。 旭は5人兄弟、翼裟は3人兄弟、銀朱も3人、遥揮は双子の妹が一人だ。 舞斗「昨日柊明の気持ちちゃんと聞いたんだ。 そしたらあいつ、俺が思ってた以上に我慢してたんだ。」 旭「俺たちから見ても我慢強かったし、 気を使ってる感じがしてた。確かにあいつは長年舞明のわがままを見てきた。 だからきっと自分がわがままを言ったら舞斗が両親と同じように居なくなってしまう そう思ったんだと思う。だってあの二人は両親のこと何も知らなかったんだろ?? 柊明はお前譲りで頭がいい。だからきっといろいろ考えちゃったんだろうな。 翼裟なら柊明の気持ちわかるだろ??」 翼裟「うん…。俺もそうだった。これは誰にも言ってない事だけど話す。 郁哉は事情的に少しはわがままだった。だから自分が言ったらきっと困った顔させちゃうんだろうなって心で感じただから、言えなかった。 皮肉だよな…最初で最後のわがままで両親を殺したんだから…」 銀朱「翼裟のせいじゃねぇよ。だってあれは翼裟がサンタさんに頼んだプレゼントなんだから誰のせいでもねぇよ。そういう人生のシナリオだったんだよ。二人は。」 遥揮「実際俺は妹とは一緒に暮らしてはないけどやっぱり守りたいって気持ちは人並みにある。 数えるくらいしか会ってなかった数年前でもお互いが写真を大切に持ってた。お互いのつながりがやっぱり強かった。だからあいつには好きな人と幸せに過ごして欲しいし、淡路家とスタンフォード家のごたごたに巻き込みたくはない。兄としては妹の幸せを願うばかりだ。」
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