それぞれの日常

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銀朱side 俺は北荻銀朱。 世界では天才ドラマーのGINSHUと呼ばれている。 俺の家、北荻家は芸術家一家だ。 父がヴァイオリニスト、母はピアニストとして有名だ。 そして兄の明杜(めると)は28歳で有名な画家だ。 姉の明瑠(める)は25歳で宝石デザイナーとして有名だ。 俺は兄と姉と年が離れていて、末っ子だから比較的可愛がられてきたほうだと思う。 上二人がすごければ俺なんて期待されないただのわがままな末っ子だ。 それでも俺は見返してやりたかった。 両親に一つでも勝てるものがあったら…… そう考えていた俺にアドバイスをくれたのはめると君だった。 めると君は本当に俺を可愛がってくれた。 俺と10歳離れているから 俺が生まれたときには物心がついていた。 そして俺と自分の両親の育て方の違いで驚いたらしい。 めると君は北荻家を背負って立つ人だ。 めるちゃんと比べても違うと言っていた。
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