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俺の大好きなそれでいて憧れの人であるめると君は自分の力で上に上がって行った。
本当にめると君は北荻家にふさわしい。
銀朱「めると君はすごいね。」
めると「何がだ??」
銀朱「自分の力で今の地位を確立したんだから。」
めると「俺から言わせれば銀の方が羨ましいけどな。」
銀朱「どうして??俺は父さんと母さんの名前で今がある。」
めると「そうじゃない。父さんと母さんは音楽に関してはピカイチの才能を持っている。その二人が言ってるんだから間違えのない才能だと俺は思う。俺とめるが自分の力で上がったように見えていたのはあの二人が俺たち世界にはあまり詳しくないからだ。」
確かに両親は音楽に関しては俺たち子供に対しても真面目だった。
そのお陰か、めると君もめるちゃんもピアノとヴァイオリンは難なく弾ける。
めると君の言っている事は一理あると思った。
家にある絵画と言えばめると君がコンクールで一位になった時の絵や彼がプレゼントした絵ぐらいしかない。
アクセサリーだって昔はブランドものが多かった気がするが、今はめるちゃんがデザインする物しか身に付けていない。
お互いの結婚指輪でさえめるちゃんのやつだ。
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