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俺にとっては銀朱の才能の方が羨ましかった。
両親の期待に応えられるあいつが。
あいつは期待されてないんじゃない。
自分自身気づいていないだけだ。
俺たちなんかより期待されている。
俺はそれが羨ましかった。
末の息子だったし、音楽の才能があると分かれば俺たちより無意識に可愛がるだろう。
たしかに俺達も少しは音楽の素質はあるだろう。
でも銀朱のドラムの才能には敵わない。
本当にアイツの才能は驚くべきものだと思った。
そんな葛藤をしているうちに進路調査表の提出日が明日に迫っていた。
めると「銀朱大体決まったか??」
銀朱「うん。みんなはお互いどんな道に進もうとSKY
HISTORYはやめないって。だから俺もやめない。一生ドラムで生きていってやる。」
ーーー
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